日本食材 ベルギーで活躍中
先日、JETRO主催の北海道産ホタテプレス関係者向けイベントと欧州連合日本政府代表主催のBon Appétit JAPON 2024のレセプションに参加しました。どちらも日本食材をヨーロッパ人に紹介することが目的で企画されました。 美味しい日本食材で我が家の一品を作ってみませんか? 続きを読む
バンシュのカーニバル www.carnavaldebinche.be
バンシュ(Binche)・エノー州
2月7、8、9日
ベルギーを代表するカーニバルは、2003年ユネスコ無形文化遺産に指定されたバンシュのカーニバルです。インカ帝国の服装をした踊り手たちジルの起源は、16世紀に遡ります。この地方を統治していたハンガリーのマリーが、兄のカール5世とその息子スペイン王フェリペ2世のために宴を催した時に登場した踊り手でした。
最終日の火曜日(マルディ・グラ)の見物は、1m近い大きなダチョウの羽飾りのついた帽子をかぶり、木靴を踏み鳴らしながら踊り歩く道化師ジルたちです。ジルたちは、この日のみダチョウの帽子をかぶります。そして、15時から交差点Battigniesを出発して、Avenue Charles Deliègeを通り、グランプラスに向うパレードが始まります。行進しながらクライマックスのオレンジ投げを行います。この時、オレンジが窓ガラスに当たって割れないよう、通りの雨戸を閉めてしまう店もあるようです。21時30分に花火が上がって、この街最大のお祭りカーニバルは終了します。
このジルたちは、5年以上バンシュに住む家庭の男性です。彼らにとってとても名誉なこのカーニバルの用意は、マルディグラの6週間前のパレードの練習から始まります。街を挙げてのカーニバル、盛り上がるのも当然ですね。
当日、車でのバンシュ
乗り入れはできません。近くの街から電車に乗るか、お住まいの地域から公共交通機関でお出かけください。
クワーメのカーニバル www.malmedy.be/fr/Tourisme/folklore-et-carnaval/le-carnaval/programme-2016.html
マルメディ(Malmedy)・リエージュ州
2月6、7、8、9日
教会から排斥された異教徒の儀式のなごりであるクワーメ(Cwarmê)のカーニバルの解説、歌などは、すべてワロン語で行われます。6日(土)12時、太った警官の開会宣言から始まり、16時15分帽子を振りながら踊るHaguèteと呼ばれるカーニヴァルの主役たちのパレードへと続きます。
アールストのカーニバル www.aalst.be/carnaval
アールスト(Aalst)・東フランダース州
2月7、8、9日
ベルギーで最大規模のカーニバルの1つで、70ものグループが仮装してパレードに参加します。最終日の15時に女性が男装に、男性が女装に扮してパレードを行います。
ブランムーシのカーニヴァル www.laetare-stavelot.be
スタブロ(Stavelot)・リエージュ州
3月5、6、7日
ワロン語で白装束の意味のブランムーシは、1502年に修道士が、お祭り騒ぎに参加することを禁止し、庶民がそれをやゆしたことから始まりました。修道士を象徴する頭巾つきの純白の衣装と真っ赤な長い鼻のマスクを身にまとい、膨らませた豚の膀胱、紙吹雪などで観客を驚かします。
日本映画「あん」が公開されます。第68回カンヌ国際映画祭「ある視点部門」に出品された河瀬直美監督、樹木希林、永瀬正敏主演の映画です。元ハンセン病の女性(樹木希林)とどら焼き屋店主(永瀬正敏)とのあん作りを通して、社会から隔離された場所で生きざるを得なかった人たちの生き様を描写しています。
美味しいどら焼き作りを見ながら、皆さんの「生きる意味」を感じとってください。
公開初日:2月10日(水)
公開場所:
ブリュッセル
Actor’s Studio Petite rue des Bouchers 16, 1000 Bruxelles
Vendôme Chaussée de Wavre 18, 1050 Ixelles
www.cineart.be/fr/movie/les-delices-de-tokyo.aspx
この映画の公開にちなんで、ブリュッセル在住のパティシエ佐々木靖さんが、どら焼きレシピを提供してくれています。家庭でもどら焼き作りに挑戦してみてください。www.patisserie-sasaki.be
材料:
卵390g
砂糖392g
転化糖(trimoline)8g(水あめで代用可)
ハチミツ60g
重曹6g
製菓用小麦粉500g
水1/4㍑
作り方:
1.卵、砂糖、転化糖、ハチミツを軽く混ぜ合わせる。
2.重曹、水を半分ずつ加え、ふるいにかけた小麦粉をよく混ぜる。
3.さらに残りの重曹と水を加えて混ぜ、20分寝かす。
4.200℃のオーブンで丸くした生地を焼く。
5.色が茶色になったら裏返し、軽く焼く。
6.ドラ焼き1つに50gのつぶ餡をはさみ、出来上がり。餡の代わりにチョコレートペーストや生クリームでも美味しくいただけます。
ブリュッセルでのアニメーション映画祭で、日本のアニメーションが上映されます。ドラえもんなど小さいお子様でも日本語でご覧になれる映画祭です。ご家族、お友だちを誘って、お出かけください。
日時:2月5日(金)~14日(日)
場所:Flagey
Place Sainte Croix, 1050 Brussels
入場料:大人€8、60歳以上・26歳未満€7
5チケット€28(数人で使用できる。Frageyのチケット売り場のみで販売)
www.animafestival.be/index.php?pageID=49&ln=1
アキラ Akira(英語版、字幕:仏語)16歳以上向き
2月10日(水)21h30
ドラえもんDoraemon(日本語版、字幕:仏語)8歳以上向き
2月6日(土)17h45
攻殻機動隊 Ghost in the Shell(日本語版、字幕:仏語・英語)16歳以上向き
2月6日(土)21h30
花とアリス 殺人事件 Hana et Alice mènent l’enquête(日本語版、字幕:仏語・英語)12歳以上向き
2月8日(月)21h30
2月11日(木)22h
日本のアニメーション紹介映画 Japanese Animation: An introduction(仏語)12歳以上向き
2月9日(火)14h30
バケモノの子 Le Garçon et la Bête(日本語版、字幕:仏語・英語)10歳上向き
2月6日(土)19h30
マインド・ゲーム Mind Game(日本語版、字幕:英語)16歳以上向き
2月8日(月)22h
2月12日(金)20h
ミス・北斎 Miss Hokusai(日本語版、字幕:仏語・英語)12歳以上
2月12日(金)21h30
2月13日(土)20h
東京芸大 Tokyo University of the Arts(日本語)16歳以上向き
2月9日(火)17h
その他のアニメーション映画情報は、サイトで確認してください。www.animafestival.be
日本における近代絵画の重要なコレクション展が、ドイツ・ボンで開催されています。マネ、モネ、ゴーギャン、ピサロ、セザンヌ、シニャックなど、100点を越えるフランス印象派、および後期印象派の名作です。この機会に足を伸ばして、有名な絵画を堪能しましょう。
日時:開催中~2月21日(日)火・水10h~21h、木~日10h~19h、金は9hからグループにも開館、月休
場所:Museumsmeile Bonn
Friedrich-Ebert-Allee 4
53113 Bonn (Germany)
入場料:大人€10、シニア・学生€6.50、ファミリーチケット€16
www.bundeskunsthalle.de/ausstellungen/japanese-language.html
2016年は、日本とベルギーの友好150周年にあたります。これを記念して、各地でいろいろなイベントが企画されています。プチポワのウェブサイトに順次案内を掲載していきますので、是非お出かけください。
● ベルギー人外交官写真展
日時:1月14日(木)~26日(火)9h15~17h(月~金)
場所:在ベルギー日本国大使館広報文化センター
Rue Van Maerlant 1, 1040 Bruxelles
お問い合せ:info@bx.mofa.go.jp
● 日本・ベルギー友好150周年記念シンポジウム「日本とベルギーの間で急速に進む食の統合」
日時:1月25日(月)13h30~18h30
(シンポジウム:13h30~16h45、ワークショップ:17h~18h30、レセプション:18h30~)
場所:在ベルギー日本国大使館広報文化センター(シンポジウム)
日本食レストラン「黒板」(Rue Belliard 180, 1040 Bruxelles)(ワークショップ)
在ベルギー日本国大使館8階大会議室(レセプション)
お問い合せ:info@bx.mofa.go.jp
● ルーベンス講演会コンサート「ルーベンス、闘う画家から、愛の画家へ」
日時:1月29日(金)18h30
場所:在ベルギー日本国大使館広報文化センター
Rue Van Maerlant 1, 1040 Bruxelles
お問い合せ:info@bx.mofa.go.jp
「フェスティバル・彼女は撮影する」の一環として、ドキュメンタリー映像作家海南友子氏による東日本大震災をテーマにしたドキュメンタリー映画「A Lullaby Under the Nuclear Sky」が、ブリュッセルで上映されます。
災難から早くも5年が過ぎ、忘れられかけている出来事ですが、映画を通して当時の様子、その後の地元の方々の生活を見て、まだ完全に終わっていない悲惨な自然災害、人災のなかで負けずに生き続ける日本人の強さを紹介しています。海南氏も撮影中に妊娠に気づき、放射能の被害に対し、怒りと不安をいただきながら観客へ質問を投げかけます。
是非ともご家族、お友だちと鑑賞してください。
日時:1月28日(木)19h30
場所:Aventure theater
Galerie du Centre, Rue des Fripiers 57, 1000 Brussels
入場料:大人€7、シニア・学生€5
http://ellestournent.be/?p=12346
http://kanatomoko.jp/index.html
海南友子:1971年、東京都生まれ。日本女子大学卒業後、NHKに入局し報道ディレクターとしてNHKスペシャルなどで環境問題の番組を制作。その後、2000年に独立。数々の賞を受賞している。