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ニュース

July, August 2023

 糖尿病患者

健康保険機構の調査によると、2009年国民の5.1%が糖尿病患者であったが、この数字が2021年には6.8%に上昇していた。特に65歳から74歳のシニア年齢層に患者が多く18%となっている。また、女性より男性の方が疾患しやすくなっており、社会層を見ても貧困者の方が糖尿病にかかりやすくなっている。地方別に見ると、ブリュッセル・ワロン地方で21%、フランダース地方で15.8%となっている。専門家によると、患者数の増加は人口の高齢化、不健康な食生活や運動不足によるものと語っている。

 人口増加

ブリュッセル首都圏の人口は、2000年から2022年の間に27%増加した。国全体では12.5%であった。この現象は、特に18歳未満の増加によるもので、22年間の間に72万人(35%)が増加した。ちなみに同期間のフラミッシュ地方の人口増加は13%、ワロン地方は20%であった。

 暗い7月

気象庁は、2023年7月は21日間雨天で観測以来1936年の29日間雨天に次ぐ悪天候月となったと発表した。降水量では例年の76.9mmに比べ131.1mmと大幅に増え1991年から2021年の30年間における記録中の3位であった。ちなみに2021年7月には166.5mmという降水量を記録し、洪水の被害がベルギーを襲った。日照時間も例年の203時間14分に比べ、185時間26分と大幅に減少していた。これは、7月最後の10日間の悪天候の影響であった。7月の平均気温は、例年通りの18.4°Cであったが、7月18日の10.7°Cから7月8日の32.1°Cと大きな変化があった。最低気温は7 月 22 日リエージュ郊 外で 3.8°C、最高気温は7 月 8 日アントワープ州 Westmalle で 34.4°C を記録している。

 

 なし生産国

ベルギーは412万トンのなしを生産し、昨年に比べ19%増を記録してヨーロッパで最大の生産国となった。ヨーロッパ全体では13%の生産減少で、170万トンとなっている。ベルギー園芸協同組合によると、イタリアでは干ばつと洪水が発生し、生産量が大幅に現象した。反対にベルギーのリンゴ生産量は生産面積が減少したため15%減少し、20万3,000トンとなった。特にJonagoldとJonagoredの生産が大幅に減少し、他種のりんご生産が増加している。ヨーロッパ全体のリンゴ生産量は3%減少し、1,170万トンとなっている。

 回顧展

Delphine王女とUccle区のBoris Dilliès区長は、7/31Uccleの気象庁で行われたベルギー5代目王、ボードワン元国王の写真展オープニングに参列した。この写真展は、ボードワン元国王の死後30年を記念して行われたもので、Uccle区に住むDelphine王女は、「若くして亡くなったボードワン元国王は卓越した人間的資質持った人であった」と述べ、彼の業績を讃えた。