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ニュース

July, August 2020

 時速30km制限

2021年1月1日からブリュッセル市内ほとんどの区域の走行が時速30kmに引き下げられる。自動車専用道などは時速50kmとなり、時速70kmで走行できる区域はほとんどなくなる。フランス・グルノーブルで時速30km制限を実施して、交通事故による死亡者、負傷者が27%も減少した。「われわれも時速30km制限を実施し、市民の命を救おう」と交通大臣は意気込んで語った。

 異例の国民の日

新型コロナウイルスの感染状況が落ち着きを見せないため、7/21の国民の日に行われる軍隊行進、王宮公園などで行われるイベント、前日の国民のダンス祭、当日夜の花火などは取りやめになった。7/21朝サンミッシェル教会では王室メンバーと最低限の招待客が、3分間の黙とうで新型コロナウイルスで亡くなった人々の冥福を祈った。午後2時から200人の招待客(通常2000人)と共に10台程度の戦車などが走行してパレードが行われた。第二次大戦終戦75周年記念として、存命の元ベルギー軍兵士が次期世代兵士へメッセージを手渡し、また、参加者が当日招待された新型コロナウイルス患者の治療に携わった医療関係者に感謝を表した。上空では、エリコプター1機とベルギー国旗の3色の煙を吐く軍機やF-16機が姿を見せた。今年は軍隊行進がなかったため、フィリップ国王は軍服ではなく平服で参加した。その後、ベルギー各都市でコンサートが開催され、王宮前ではその模様が王室をはじめ参加者に画面で紹介された。

 訃報

7/3、ベルギーの最高齢者Mariette Bouverne(111歳)さんがゲントの老人ホームで亡くなった。彼女は1908年12月25日生まれで、ゲントで勉学を終え、1932年ブリュッセル・アンデルレヒト区で結婚した。フランス語、英語を流暢に話し、公証人秘書として長年働いた。彼女の夫は1960年に亡くなり、彼らには子どもがいない。彼女の死に伴い、新最高齢者は、1909年5月7日に生まれた同じく111歳の女性である。

 新記録更新

8/3、ベルギーは、政治家の闘争が589日を超え、記録を更新した。2010年6月13日に行われた選挙からイヴ・ラテルム政権、ディー・ルポ政権、シャルル・ミッシェル政権、ソフィー・ウィルメス政権と続いているが、毎回ワロン地方とフランダース地方で意見が食い違い、決着がついていない。政権を立て直し、新型コロナウイルスから国民を守らなければならないと気持ちは一つだが、ワロン地方とフランダース地方とで意見が合わず、合意は難しい。

 海岸で大暴れ

8/8、ブランケンベルヒュ(Blankenberge)の海岸で海水浴客が週末を楽しんでいたところ、夕方の満潮時に多くの人が移動し始め、それに伴って、客同士のけんかが発生した。そのため、警察が仲裁に入ったが、暑さのために血の気の多い人たちを落ち着かせるのに時間がかかり、多くの人がパラソルや砂で相手に嫌がらせを加えた。警察はすぐに対処できず、応援を呼んで事態を収めた。クノックの海岸でも騒ぎが起こり、市長は日帰りの海岸来訪は認めないと対処策を発表した。

 猛暑到来

7/31、ブリュッセル・ユックル区の気象庁で最高気温が1943年の31.7°Cを更新し、13時に32.4°Cを記録した。西フランダース地方のBeitemでは36.9°Cという高温に達し、この日今年初めての30°Cを超える日となった。8月に入りさらにこの記録を更新し、8/8にユックル区の気象庁で35.9°Cを記録した。この猛暑は1週間近く続き、海岸は海水浴客でごった返した。

 マスク着用義務

10万人当たり50人以上の新型コロナウイルスの感染者が発生するようになり、8/12よりブリュッセル市内19区でマスク着用が義務付けられた。買い物時や建物内以外でも、家から外に出るだけでマスク着用の義務があり、違反すると250ユーロの罰金が科せられる。例えば、自家用車内では家族以外の他人が同乗しない限りマスクの着用は義務ではないが、自転車やキックボードは、歩行者や別の走者との距離が1.5m以内になるときにはマスク着用義務が発生する。

 海岸でのバカンス

8/14から9/30まで海岸での飲酒を禁止すると西フランダース州知事が発表した。これは海岸での一連の騒動への対応で、夏の海で少しでも楽しく過ごしてもらいたいという意図から決定された。また、海岸地方行きの週末の列車の本数を減らし、1列車の乗客数も定員の80%に制限して、安全に列車で移動できるよう対策が講じられた。

 要マスクに異議

8/16、ブリュッセルでマスク着用義務に反対する人々のデモが行われた。「メディアのうそは怖くない。自由に呼吸をして、笑いを見せる権利を」と書かれたプラカードを手に、参加者はマスクを着用しない権利を主張した。しかし、「コロナウイルスは存在する」というプラカードもあり、ウイルス学者Marc Van Ranstの辞任も同時に要求した。