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コンサート「Haydn goes folk」

by admin, le 12 mai 2019

「TRAFFIK KLASSIK」というグループが、フォルテピアノを含めた室内楽のコンサートを開催します。

この機会にフォルテピアノの音色を聞いて、ハイドンやバッハの息子などの交響曲やスコットランドのフォーク・ソングを中心とした、当時のイギリスのサロンで親しまれていたプログラムとその雰囲気を味わってみませんか?

このグループは、チェリストであるMichel Boulangerを中心に結成されたアンサンブルグループで、モーツァルトやベートヴェンに代表される古典派音楽の時代(18世紀後半〜19世紀初旬)の作品、有名な曲はもちろんのこと、不当にも時代の陰に隠れてしまった作品をも含めて、エキサイティングなプログラムを作り、多くの聴衆の方々へその魅力を届ける演奏会を提供しています。普段なかなか演奏会へ行く機会を持てない方々にもその扉を開きたいという理念のもと、高齢の方や小さなお子さん、身体の不自由な方が、当時の楽器を使ったクオリティの高い音楽会に気軽にアクセスできる場所づくりを目指しています。

フォルテピアノ演奏者は、ブリュッセル在住の名越小百合さんです。彼女は4歳からピアノを習い始め、桐朋学園大学院大学を修了後、ピアニストとして演奏活動を始めました。そして、修士論文「ピアノの変遷史について」をきっかけに古楽器に興味を持ちハープシコードを始めます。その後、ベルギー政府の奨学生として、ブリュッセル王立音楽院フォルテピアノ科を特別栄誉賞付きディプロムを得て修了し、国際コンクール優勝などを経て、現在ベルギーのみならずヨーロッパを中心に活躍されています。今回のコンサートでは、フォルテピアノの音色の魅力を皆様にお楽しみいただければと、彼女のフォルテピアノを持参して演奏なさいます。また今年、アントン・エーベルルの作品を集めたデビューアルバムがBRILLIANT CLASSICSより発売される予定です。www.sayurinagoya.com

コンサート「Haydn goes folk」

日時:5月29日(水)14hと20hの2回公演(同じプログラム)
場所:Église Saint-Denis de Forest
Chaussée de Bruxelles 26, 1190 Brussels
お問い合わせ・チケットのお申込み:大人€10、子ども€6
www.tenweyngaert.be/activiteit/traffik-klassik
落ち着いた佇まいの中に深い歴史を感じる建物の教会です。

「ピアノの変遷」の記事は、プチポワ5月号(285号)参照