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月の名前の由来(2)
閏(うるう)のお話

 ★1年の締めくくり
 日本の2月の異称は如月(きさらぎ)。「衣更着(きぬさらぎ)=着物をさらに重ね着する」、あるいは、これは誤りで「生更ぎ=草木の更生する月」とする説もあります。
 英語はFebruary(仏語Fevrier、蘭語Februari)。ラテン語Februariusから派生しており、これは贖罪を司る冥府の神・フェブルウス神Februusの月という意味。古代ローマ時代に罪を浄める儀式=februaが行われていたことに由来します。また、蘭語では古い名前でSprokkelmaand(sprokkel=薪、枯れ枝、maand=月)と呼ばれます。

 前回ご紹介したように、紀元前710年古代ローマのヌマ暦制定によって、JanuariusとFebruariusが1年の終わりに付け加えられました。したがって、Februariusは1年の締めくくりの月でした。ヌマ暦では、月の満ち欠けに基づく太陰暦で生じる太陽の運行とのズレを解消するため、閏月を設けて調整していました。いわゆる太陽太陰暦です。さて、この閏月をどこに置いたか。古代ローマではFebruarius(2月)23日に年末祭りであるテルミナリア祭Terminalia(国境を司る神Terminusの祭り)が行われており、この大切な節目の後に閏月を設けることにしたのです。閏月は2年ごとに交互に22日間と23日間が置かれました。閏月は2月(当時でいえば12番目の月)23日と2月24日の間に置かれました。つまり、2月23日の翌日から閏月1日、2日、3日…とし、22日(23日)が終わると、また2月に戻って2月24日、25日…28日と数えていたのです。

★そして閏日は2月に…
 紀元前153年にヌマ暦が改革され1年の始まりはJanuarius(1月)とされました。しかし、Februarius(2月)が1年を締めくくる節目であるという人々の習慣は変わらなかったので、閏月はそのまま2月の後に設けられることになったのです。その後、太陽暦を採用したユリウス暦が閏月をやめ、4年ごとに閏日を設けることになった時も、この習慣から調整の月を2月としました。ユリウス暦での閏日は2月23日のテルミナリア祭と2月24日の間に設け、24日を重ねて数えました。つまり2月29日はなかったのです。仏語で閏年はannee bissextileといいますが、ラテン語bissextilis(閏年)から来ています。これは「朔日(ついたち)の6日前の日が2度ある年」というような意味で、3月1日の6日前、つまり2月24日が2度ある、ダブっている、ということなのです。

 現在、日本でも採用されているグレオリオ暦の閏年の決め方は、(1) 西暦年が4で割り切れる年は閏年とする、(2) 4で割り切れる年でも100で割り切れる年は閏年としない、(3) 4で割り切れ、100で割り切れる年でも、400で割り切れる年は閏年とする、です。

2月29日生まれの人はどうやって 年を数える?

 日本では民法第143条の規定で、誕生日の前日が終了する瞬間に年齢が変わります。つまり2月28日が終了する瞬間に年齢が変わることになり、当然ですが平年でも閏年でも同じというわけです。運転免許証の更新などもこれに準じます。