プチポワ裏話

③ 何かおかしい！の繰り返し

毎月のプチポワ発行に慣れてきた頃、今回も期日までに原稿を仕上げ、校了と張り切ってコピー屋に原稿を届ける。いつものようにコピーをお願いして家に戻ってくるが、･･･。
うーん、何かおかしい！いつもの達成感がない。どうしてだろう･･･。しばらくして、ふと、気付く。「大変、表紙にプチポワのロゴが入っていない！」台紙に切り貼りして原稿を仕上げていた時代。台紙は、繰り返し使っていたので、毎月、前月の原稿をはがし、新しい原稿を貼り付けていた。プチポワのロゴは、いつも定位置に付いているので、基本的にははがさない。ところが、このときは、スタッフの誰かが間違ってはがしていた。しかし、原稿と広告に気を取られていたスタッフ一同は、表紙のロゴがなくなっていることに気が付かなかったのだった。
あわててコピー屋に電話をし、コピーをストップしてもらう。そして、ロゴとスプレー糊を片手にコピー屋へ急ぐ。台紙を回収して、車の中で歪まないように原稿をずらし、ロゴを貼り付け、何とか期日に間に合うようにコピーを依頼した。コピー後に見つけていたら、全部やり直しだった･･･。ひぇーっ、危なかった！

コピー屋が新しくカラーコピー機を導入したので、メイン記事をカラーで仕上げることに。写真をふんだんに使い、色も自由に選択し、楽しみが一段と増えた編集作業。すべての原稿が出来上がったので、仮印刷を依頼する。そして、出来上がりを見て、何かおかしい！でも、すぐにどこがどうおかしいと判断できない。各記事を読み返してみると、おーっ、所どころ文字化け。どうしてだろう、画面上の PDF 原稿では問題ないのに。コピー屋に飛んでいって、文字化け箇所を指摘。その後、コンピュータの不思議には付いて行けない。

?創刊 200 号一歩手前の 2010 年 9 月号を手にされた方も多いはず。表紙のムール貝の写真を見て、何かおかしい！と思われた方はかなりのベルギー通。仮印刷をして、コピー屋に指摘されるまで分からなかったプチポワスタッフ。在白 20 年でも気が付かないことが･･･。どこがおかしいかお分かりですか？
「ムール貝に赤ワインはないだろう。ビールでなくっちゃ。それにフリットがないよ。」スタッフは、おいしそうなムール貝にしか目が行かなかったのだ。そして、今回の話題にすべく、写真は変更しないことにした。
終