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 03 ベルギーの かぼちゃ
東洋カボチャ
中央アメリカ原産。菊座かぼちゃ、ちりめんかぼ
ちゃなど、料理店で使われる場合がほとんど。日本
かぼちゃとも呼ばれる。ベルギーではスープや
フライに使われるかぼちゃ (potiron muscade /
muskaat pompoen) がカットされて売られて
いるほか、ひょうたん型をしたバターナッツ
(butter nut 写真右上) が手に入りやすい。
バターナッツは硬い割に火が通りやすく
粘質のためスープやピューレ、揚げ物、グ
ラタンなどに使われるほか、生食も可能。
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ペポカボチャ
北米南部原産。小型で飾りなどに
使 わ れ る さ ま ざ ま な 色、形 の「お も
ちゃかぼちゃ」がある。ハロウィン用
や、ギネスブックで重量を競う巨大な
かぼちゃもこの種類。食用ではゆでて
中身を取り出すと果肉がそうめんのよう
になる金糸瓜 (courge spaghetti / spaghetti-
pompoen) やズッキーニ (プチポワ2010年7月
号 ) の ほ か、UFO の 形 を し た ア ラ ジ ン
(patisson / patisson 写真上) がある。アラジンは
薄切りにして焼く、いためる、揚げるほか、丸ご
とゆでて中身をくりぬいて容器代わりにも。
かぼちゃ (potiron/pompoen)はウリ科カボ
チャ属の野菜で原産地は中南米ですが、16
世紀半ばポルトガル人がカンボジア産のかぼ
ちゃを日本へ持ち込んだことから、「カンボジ
ア」がなまり「かぼちゃ」になったといわれてい
ます。栄養学的には皮膚や粘膜細胞の正常
保持に役立つビタミンA、神経系統の調整や
エネルギー代謝に有効なB1、B2、免疫力を
高めるビタミンCなどを豊富に含み、夏野菜で
すが長期保存でき冬に効率的にビタミンが取
れるため、冬至にかぼちゃを食べると風邪知
らずといわれています。
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西洋カボチャ
南アメリカ原産。日本で一般に出回っているえ
びすかぼちゃ、みやこかぼちゃなどがこの種類。ベ
ルギーではスーパーやBIOショップなどで「KABOCHA」
として販売しているところもある。そのほか、個々が大きく
水分を多く含みスープなどに使われるかぼちゃなどに比
べてホクホク感があり、天ぷらや煮汁を少なめにした煮
物などにも使える赤皮栗かぼちゃ(potimarron / pompoen
oranje) が一般的。 
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バターナッツとズッキーニのグリル 
●材料 （パウンドケーキ型長さ18cmx幅9cmx高さ8cm1個分）
かぼちゃ(potironmuscade)150g(正味) 小麦粉 150g
バター 120g 卵 2個 砂糖 150g ベーキングパウダー 小さじ1
1. かぼちゃは皮をむき薄切りにしラップをかけて電子レン
ジで5分加熱し、つぶしておく。卵白は砂糖半量を加え
角が立つ程度に泡立てる。バターは室温に戻しておく。
2. ボウルにバターを入れ、砂糖半量を少しずつ加えな
がら泡立て器でよく混ぜる。白っぽくなったら卵黄を加
えなじむまでよく混ぜ、かぼちゃも加えさらに混ぜる。
3. 2に1の卵白の泡をつぶさないように加え混ぜたら、粉
類を加え手早く切るように混ぜ合わせる。
4. 型に入れ、170℃に温めておいたオーブンで40分焼
き出来上がり。
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かぼちゃのパウンドケーキ
●材料 （4～6人分） バターナッツ 1/4個
ズッキーニ 2/3本 オリーブオイル 少々
塩(なるべく質のいいもの)、コショウ 少々
1. バターナッツは皮をむき薄切りにし、ズッキーニは薄く輪切りにする。
2. 耐熱皿などにバターナッツ、ズッキーニを交互に重ねながら並べ、
上からオリーブオイル少々を回し掛け、塩を振り掛ける。
3. 200℃のオーブンで野菜に火が通るまで焼く。
4. コショウを振り、好みで砕いたクルミやざく切りしたドライトマト、ケッ
パーなどを散らして出来上がり。 |
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