毎年2月14日には(ケチな)ダンナと一緒にホテルや機内でもらったタダのチョコレートを食べ、プレゼントの交換をしているMaoです。欧米では男女が花やカード、チョコレートなどのお菓子を贈ったりレストランに食事に行ったりするのが定番。しかし我が家の場合、ダンナからは毎年実用的なものをもらうことになっています。過去には卓上電気グリル、ノコギリといったヴァレンタインとは無関係なものばかり。ただし私からダンナへのプレゼントは観葉植物と毎年決まっています。私と正反対で究極の植物オンチなダンナになぜ観葉植物を贈るかというと、ベルギーでは夏より冬の方がたくさんの観葉植物が出回っていて、値段は冬の方がお得なものが多いからです。しかも1月中旬から2月は、ヴァレンタイン用の飾りが付いたものや、ラッピング済みですぐに渡せる便利な寄せ植えもあります。ダンナのガーデニングへの関心度アップも期待できるし、部屋のちょっとしたインテリアになる観葉植物を安く楽しむことができます。?
さて、今年のヴァレンタインには観葉植物のほかに子ども用ミニ花図鑑もプレゼントする予定になっています。昨年12月に一緒に公園を散歩していたら、「チューリップがもう咲いている!」とシクラメンを指差して言い放ったのです。以前にもペチュニアとバラを勘違いし、トゲがある草が邪魔だからと庭のつるバラを抜きまくりました。さらには友人の花束を指して「かわいいチューリップだ」と話したこともあったので、せめて子どもレベルの知識を持ってもらいたいと、本屋でディスカウントされた図鑑もプレゼントすることに決めたのです。
一方ダンナが私に贈るものは、まだ決まっていません。先日、語学学校で日本のヴァレンタインについて発表したので、そのことも含めて今度は何をリクエストするかという話は一応しました。その時に、「日本ではホワイトデーに男性が下着を贈るから、下着はどう?」と言ったダンナ。チューリップは知らないのに、そんなことはちゃっかり知っているダンナに驚いたMaoなのでした。
タイプ別に選ぶミニプランツ
花を長期間楽しみたい
セントポーリア
(Saintpaulia ionantha)
シクラメン
(Cyclamen persicum)
◆高温多湿の日本ではコツが必要ですが、ベルギーではとっても簡単! 咲き終わった花は、まめに摘み取りましょう。
見た目がかわいい
ベビーティアーズ
(Soleirolia soleirolii)
ハートカズラ(写真)
(Ceropegia woodii)
シュガーバイン
(Pathenocissus sugervine) ◆ハートカズラとシュガーバインは、ワイヤーを利用してさまざまな形に造形できます。
日当りが悪い
ワイヤープランツ
(Muehlenbeckia axillaris)
スパティフィラム
(Spathiphyllum clevelandii)
セイヨウキヅタ
(Hedera helix)
◆耐陰性ですが、葉やけしない程度に時々日光浴をさせましょう。
留守が多い
花キリン
(Euphorbia milii)
グリーンネックレス
(Senecio rowleyanus)
オリヅルラン
(Chlorophytum comosum)
◆病害虫の心配がほとんどなく、水やりの回数が少なくてすみます。
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