Petits Pois
繝励メ繝昴Ρ縺ィ縺ッ 繧ウ繝ウ繧ソ繧ッ繝� 驕主悉縺ョ險倅コ� 繝舌ャ繧ッ繝翫Φ繝舌� 繝ェ繝ウ繧ッ  
  Publicite 蠎�相縺ォ縺、縺�※ petite annonce 縺キ縺。蠎�相 螳壽悄驛オ騾√し繝シ繝薙せ  


冬を元気に乗り切ろう!

いよいよ師走、冬至も間近。北緯50度、樺太南部と同緯度のベルギーでは、冬の日照時間はく短く、じめじめと暗く底冷えのする日が続きます。読者の皆さんは元気にお過ごしですか?

になると体力、気力が衰えて睡眠や食欲に異常をきたす人は案外多いようです。特にここ北ヨーロッパでは、たくさんの人が体の不調や欝症状を訴えます。これらはSAD(Seasonal Affective Disorder =季節による心身症)やウィンターブルーと呼ばれ、次のような症状が一般的だそうです。心当たりはありませんか?

 過睡眠・・・普段より長く寝てしまう(普段より睡眠時間が4時間以上多くなる)。朝起きてもリフレッシュした感じがしない。布団から出るのが辛い。午後には昼寝をしたくなる。
 過食・・・炭水化物や甘いものが欲しくなり食べ過ぎてしまう。そのせいで体重が増える。
 気分の落ち込み、憂鬱感、罪悪感、倦怠感・・・掃除や洗濯などごく日常の仕事もやる気が起こらない。何となくいらいらする。何をするのも面倒。気分が平坦であまり物事に感動しない。
 人間関係のトラブル・・・人に会うのが苦痛。人と合わせるのが面倒になる。
 体調不全・・・体が何となくだるい。関節が痛い。胃の調子が悪い。よく細菌に感染する。

何が原因?

ばり、冬の日照時間の少なさがその主な原因です。明るい光が充分に目に当たると人間の体は化学反応を起こしてホルモンバランスを整え、日々の体調や気分をうまくコントロールできるようになることが研究で証明されています(*)。また、体内のメラトニンというホルモンは、夕方、暗くなると値が上がり眠気を呼び起こします。反対に夜明けに外が明るくなってくるとこのメラトニン値が下がって自然に目が覚めます。つまり、メラトニン値がまだ高い暗いうちに起きださなければならない冬は、体の自然の摂理に逆らう分、苦痛が伴うのは当然というわけです。
(*更に詳しくはプチポワ2004年2月号「もっと光を」参照)

予防や対処法は?

も効果的なのはもちろん日光に当たること。ですが日照時間の少ないヨーロッパの冬ではなかなか日光にめぐり会えませんね。そこで使われるのがルミノセラピー(ライトセラピー)やカラーセラピー、アロマセラピーなどです。
次ページに紹介するような器具を使って一日に一定時間、集中的に明るい光を浴びるルミノセラピーは、重度のSAD患者の治療にも使われています。メラトニン値を調整して入眠や起床を助けるにはボディークロックが手軽で効果的。

ウィンターブルーや軽い体調不良の場合は、気分を晴れやかにする色(黄色、オレンジ色など)をインテリアや壁の色、衣服に使ってみましょう。部屋の一番目に付くところに黄色い花をたくさん飾るのも一案です。
また、アロマセラピーでは、神経の強壮作用、精神的疲労の緩和、抗鬱作用、リフレッシュやリラックス効果、抗不安作用などを効能とするエッセンシャルオイルが数多く紹介されており、ドラッグストアやインターネットなどでも簡単に手に入れることが出来ます。

重症と思われる場合はもちろん医療の助けを得るのが最短距離ですが、自宅でできる予防、対処法もこのようにたくさんあります。さあ、皆さんもこれからの冬の数ヶ月、ブルーな気持ちで家に閉じこもらず、街を飾るイルミネーションのように、明るい気持ちで過ごしましょう!