ヨーロッパのジンクス

   なんとなく不吉なもの、縁起が悪いこと、すると不運を呼びそうなこと…日本語では「禁忌」、または一般に「ジンクス」と言いますが、誰でもいくつか知っていますね。多くはその土地の歴史や伝統、気候風土と深く結びついていますから、ヨーロッパで語り継がれているジンクスの多くは日本のものとは違います。知らないでやってしまって、現地の友人や同僚に驚かれたり、気まずい雰囲気を作ってしまった。。。などという経験をお持ちの方もいらっしゃるかも。こんな事態を防ぐためにも、ヨーロッパでよく知られているジンクスを覚えておきましょう。

13人で食卓に
13という数字が不運を背負っているのは「13日の金曜日」などでご存知のとおり。中でも13人で食卓につく、というのは信心深くない人でも忌み嫌う大ジンクスです。

室内で傘を開く
新しい傘を買っても、室内では試さないこと。雨の中を歩いてきて、玄関先やオフィスの隅に傘を開いて乾かしたりしませんか? あれも厳禁です!

ナイフとナイフを交差させて置く
食事の後片付けなどで、うっかりナイフを交差させると不運が!
花婿が式場(教会)に行く前に花嫁衣裳を見る:古いジンクスで、最近では破ってしまう人も多いよう。



黒猫が前を横切る
黒猫は悪魔のお供。出かけようとして黒猫が目の前を横切ったら、即外出をキャンセルする人もいるくらい。

塩入れをひっくり返す
食卓で塩入れをひっくり返して塩がこぼれたら、すぐに塩を肩越しに後ろに投げて魔よけをしなければいけません。

鏡を壊す(壊れる)
物が壊れると不吉なことが起こる、というのはよくある組み合わせ。中でも鏡は古今東西、未知の世界への想像力を刺激するものですね。

立っているはしごの下を通る
通り道にはしごが立てかけてあったら必ず迂回しましょう。頭の上から不幸が降ってきては大変です!

ナイフを贈る
ナイフを贈り物にすると友情を切ることになるので禁物。もらってしまったらお金を返して厄除けをしなければいけません。