| 第1場
架空の国ブリューゲルランドの墓場には死体が転がっていて、墓の中からネクロツァーが出てくる。酔っぱらいのピエトは若いカップルのアマンドとアマンダが抱擁しているのをのぞいている。ネクロツァーは、王子ゴーゴーの治めるこの国の終わりを告げ、家来になったピエトにまたがって退場する｡
第2場
天文学者アストラダモスとその妻メスカリーナの寝室で、アストラダモスは夢にうなされ目覚まし時計の音で目覚める。彼は強い妻に飽き飽きしている。一方メスカリーナももっと素敵な男性を、と願ってヴィーナスに祈る。ヴィーナスが現れ、その願いを叶えてやろうという。それはピエトを従えたネクロツァーだった。ネクロツァーはメスカリーナを殺して、世界の終わりを宣言し、ピエトにまたがって宮殿へ向かい、アストラダモスは妻から解放されたことを喜ぶ。
第3場
宮殿では白大臣と黒大臣が口論していて、気弱な王子ゴーゴーは空腹だけを訴えておろおろしている。大臣達は税金の引き上げを主張し、王子が抗議すると「辞任するぞ」と脅す。秘密警察官長が駆け込んで来て、興奮した国民が宮殿に向けて行進していることを伝える。大臣達が群集をなだめようとするが静まらず、王子が登場すると納得する。ネクロツァーが登場し、ピエトやアストラダモスと杯を交わしながら国の終焉をカウントダウンし、世界は終わる。
第4場
新しく生まれた新世界。王子、ピエト、アストラダモス、メスカリーナが手探りで登場し、ネクロツァーは皆が生き残ったことに愕然とする。アマンドとアマンダが新世界でも愛の喜びを歌い、世界が終わっても若者の愛が世界の始まりだと歌い、幕が下りる。 
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