アントワープ王立美術館  

Koninklijk Museum voor Schone Kunsten Antwerpen

             Leopold De Waelplaats  Tel (03) 238 78 09

10h~17h 月曜休み 常設展入場料 €5 

 

 

 ブリュッセルから北へ45km、ベルギー北部に位置する人口50万の町アントワープ。新旧様々な顔を持つアントワープは、観光に、買い物に、便利で楽しい町です。

 さて、今回は、アントワープを訪れた際、ちょっとのぞいてみたい美術館のご案内です。14世紀に創設されたアントワープの芸術家ギルドが始めたコレクションをもとに、ギルド解散後(19世紀)も、美術館アカデミーとして存続。1890年に現在の建物が完成し、1927年に所蔵品が国有化されました。全体に小ぢんまりした美術館で、常設展だけなら、1時間もあれば、古典から近代まで見ることができます。(ちょっとした、美術史の勉強になる!?)

 

 では、さっそくご案内いたしましょう。正面入り口で、館内地図をもらって、奥の階段をあがります。正面の扉を通り、まずは左側の部屋へ。ここは、(右下の常設展見取図をご参照下さい) 15世紀フランドル派 ヤン・ファン・エイクの「聖バルバラ」があります。色彩の淡い小品ですが、見ごたえは十分。塔はバルバラの印、手に持つ棕櫚は殉教者を表します。ファン・デル・ウェイデンの「七つの秘蹟の祭壇画」も見逃せません。続いて、 ジャン・フーケとヨーロッパの画家たち ここでの必見は、フーケの「天使たちに囲まれる聖母子」。赤い天使たちに囲まれた、一風変った聖母子です。隣は、 16世紀フランドル派 クウェンティン・マセイスの三連祭壇画「キリスト哀悼」があります。次は、 16世紀の肖像画と風景画 聖書から題材を得た、ヤン・マセイスの「ユディト」。好みにもよりますが、町を救う為に自ら志願して討ち取った敵将の首をつかんだ美女は、迫力があります。 17世紀の肖像画と風景画  17世紀のオランダ絵画 そして、いよいよ中央の大きな二つのホール、 ヨルダーンスとヴァン・ダイク、 ルーベンスです。いずれも、17世紀にアントワープを中心に活躍した画家です。見ごたえのある作品ですので、ゆっくりご鑑賞ください。特に、ルーベンスの「マギ」「聖フランチェスコの聖体拝領」「聖トマスの不信」は圧巻。

 入り口に戻って、今度は右側です。 アンソール おなじみのモチーフ。 印象派 アンリ・デ・ブラーケールの「椅子の男」あります。背後に描きこまれた金色の皮の壁掛けが目を引きます。 ポスト印象派  インターナショナル・アバンギャルド ロダンの彫刻があります。そして、 表現主義 デルボーの「ピンクのリボン」他マグリットの作品もあります。最後は、 1945年以降の芸術です。自由な感覚でお楽しみ下さい。

 いかがでしたか、ほんのひと時、心の洗濯になれば幸いです。 

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